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November. 2023
夏の初め、クーラーを使い始める前に絶妙なタイミングで友人が「エコで身体にもよい空調機清掃の機械でエアコンのお掃除してもらったのー!」と教えてくれた。環境にも人体にも悪影響を与えない、贅を知り尽くした方々の強い支持を受けているミラノのブルガリホテル(写真はホテルの中庭。ここでのアペリティーボも昔から素晴らしいと定評がある)でも定期的にこの清掃が行われているということで、すぐに連絡先を教えてもらい、我が家の室外機およびエアコンの清掃をしてもらった。なぜいまこの時期にこのお話をしようと思ったかというと、クーラーを使う季節が終わり、日本ではそろそろ暖房機能でもエアコンを使うようになるからだ。ちなみにイタリアでは暖房は、ほとんどの家庭ではエアコンではなくラジエーター式の暖房が使われている。
Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)
通訳/クリエイター
大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。
AIRsana®は、ミラネーゼであるマルコ・ブッツィ氏のエアコンメンテナンスの経験から生まれたという。実際に清掃作業をする方と共にやってきたマルコ氏に色々なお話を伺った。
20年以上にわたってホコリやバクテリア、化学洗剤と向き合ってきた彼は、直感で乾燥飽和蒸気を使って空調システムを消毒するという画期的な方法を思いついたそうだ。化学薬品を使わず、蒸気だけで、空気中の消費とCO2排出をも抑えるAIRsana®。
AIRsana®によるクリーニング効果の秘密は、特許取得されたデュアルフローシステムにあるそうだ。高圧で噴射される160°の乾燥飽和蒸気は、隠れた汚れを最大限に除去し、熱衝撃のおかげでウイルス、バクテリア、カビなどの病原性微生物を除去することができるのだ。同時に、吸引により、残留物や汚染エアロゾルが機械に吸引されることで、作業者やお客様にとって危険なものを環境中に拡散することを防いでくれる。従来の清掃方法とは異なり、この分野の技術者向けに特別に設計されたAIRsana®による作業は、作業者自身への侵襲やリスクがはるかに少ないそうだ。屋内から避難する必要がなく、騒音もそれほど大きくなく、何よりも逆流がない。
空間を汚染するだけでなく、環境に悪影響を及ぼす化学溶剤や高圧水ランスを使用しないという利点だけではなく、蒸気の噴射と吸引が同時に行われるため、除菌作業の時間が大幅に短縮され、労働力の節約に加え、設備や消耗品のコストも削減できる点も素晴らしい。さらに、AIRsana®による除菌はシステムを元の状態に戻すため、空調システム全体の大幅な省エネと環境負荷の低減を可能にすることが実証されているとのこと!
瞬く間にわたしの目の前で綺麗になっていくフィルター。こんなに汚いエアコンをこれからの季節使うことにならずよかった…とホッとする反面、もともと化学薬品を使っての掃除に嫌悪感がある身として、特に業者に頼んだことはなかったのだが、自分達での掃除には限界があると思った。
わたし達は一日の90%を家、オフィスや学校、レストランなど屋内で過ごすという統計があるそうで、必然的にその空間の空気を身体の中に取り込んでいることになる。空気がどれだけ綺麗かどうかが我々の健康にどれだけ重要なのかは言うまでもない。
おかげで我が家はこの夏、とても快適だったので、教えてくれた友人にも心から感謝する。
前述のブルガリホテル以外でもミラノではホテルエドミランやガリアホテルなどで年に数回AIRsana®による空調システムの掃除が行われているそうだ。一方病院では毎月クリーニングが行われている。オフィスでのクリーニングを導入している会社も増えてきていて、健康的な職場環境は、働く人達のワークパフォーマンスを30%以上促進するというデータもとれているそうだ。
ここで名前を挙げることは控えるが、某有名モータースポーツの選手が所有するスーパーヨットの空調システムの清掃もAIRsana®が使用されているとのこと。「健康な身体作りは清い空間も重要だろと理解しているからこそ我々に仕事を依頼してくれるのです。」とマルコ氏。ミラノで誕生し、国際特許も取得されているAIRsana®が世界中に広まってほしいと強く思う。
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