from MILANO

今最も旬なミラノの情報をお届けいたします。

February. 2021

Le friulane (フリウラーネ)

色とりどりのカラフルなベルベットシューズ。(写真は@casadelbiancomilanoのインスタより転載)

ミラノではLe friulane(フリウラーネ=フリウリ地方伝統シューズ)の名で知られ、発祥の地フリウリ地方ではScarpez(スカルペッツ)という名称で知られる靴。使い古しのものを集めて再利用するというサスティナブルな考え方が形になった靴だ。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

通訳/クリエイター

大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。

ミラノで、毎週長蛇の列ができる店がある。

子供から大人までの靴を取り扱う一見なんの変哲もないCalzature Gallon。(@calzature_gallon インスタアカウントより写真転載)

2020年12月のFrom MILANOで取り上げたCLORIの並びにある。週に一度お店にフリウラーネが入荷する度にインスタ上で情報を知ったお客さん達が店の前に並ぶ。

残念ながら毎回入荷される数が限定されており、沢山の人を満足させることができないことから、予約は受けておらず、並ばざるを得ないのだ。1人につき購入できる数は三足まで。早い時は、開店後1時間以内で完売するという人気ぶり。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

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通訳/クリエイター

大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。

18世紀には滑りにくいソールとゴンドラを傷つけないということからゴンドラ漕ぎも履くようになったというフリウラーネ。その後はヴェネツィアの貴族の間でも愛用されたという。元は貧しい庶民が家族のために一家の女性が生地の切れ端など使い古しのものを集めて全て手縫いで作った再利用靴で、靴底には古い自転車のタイヤが使われている。(写真参照) 中には刺繍などの装飾が施されているものもある。何世紀にもわたり、生地の端切れを重ね、靴を補強するためにひもでハンドキルティングして作られるソールという製造技術と靴のスタイルは変わらない。一足一足が全て手作業で行われているため、毎回入荷する数にも限りがあるとのことなのだ。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

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通訳/クリエイター

大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。

ミラノでは、もともとルームシューズとして使われることが多かったフリウラーネだが、一昨年より、夏、男女共にエスパドリーユの如く外出用に履く人達が増えた。

写真のように素足で履くスタイルが一般的だが、肌寒い時期にはカラフルな靴下に合わせて履く人もいる。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

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大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。

ミラノの街で見かけるのはベルベットのシンプルなものが多いが、ブランドによっては、写真のように装飾が施されたもの(@cristina_di_milanoより写真転載)や、コットン、リネン、シルクシャンタンなどの素材やさまざまな模様の生地が使われたフリウラーネもある。知り合いのミラネーゼマダムは、装いに合わせて何色ものフリウラーネを持っていて、靴下とのコーディネートもとても洒落ている。「私が愛用しているベルベットのものは、洗うことができるからいつでも綺麗な状態を保つことができるのも魅力的なのよ。」と教えてくれた。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

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通訳/クリエイター

大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。

フリウラーネには、踵が隠れるタイプのものとスリッパタイプ(写真参照)、また子供、女性用にはメリージェーン型のものもある。私は自宅ではスリッパタイプを愛用している。コロナ禍で外出制限のある今、家でのお洒落を楽しもうとパジャマやルームウェアに合わせて色をセレクトしてルームシューズとして愛用するミラネーゼがたくさんいる。どんな状況においてもお洒落心を忘れない。とても素敵なことだと思う。

Chikako Gowa(Instagram / chikakogowa)

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通訳/クリエイター

大学在学中NYへ交換留学期間、フェアチャイルドパブリケーション広告部にて インターンシップ、パーソンズスクールにてファッション分析について学ぶ。 卒業後、某仏外資系企業に就職。結婚を機にイタリアへ移住。アパレル業界の通訳、2012年よりsen (www.sen-factory.it)のファウンダー兼クリエイターとして活動。彩り豊かな毎日を楽しむ三人の女の子のママ。